ミュンヘン生活・趣味日記

気ままに仕事、ドイツ、趣味について。ドイツ、ミュンヘン在住。

バイオリンレッスン記録2

1週間ぶりのレッスン。

練習記録は書いてないけど、なんとか5回くらいは練習できたかな。。。

 

今日は朝から雪、雨、風が激しくて歩いて行こうかと思ってたけど、ミュンヘン恒例の電車が動かない。。帰宅が遅れ遅刻しそうだったし、その時は雨も雪も止んでたのでチャリで強行突破。

気温は4度くらいだったので、路面も凍っておらずなんとかセーフ。

ちなみに先週の教訓を生かし、今回雨用のバイオリンケースを購入し、初めて使いました。ちなみにこんな感じ。

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一番右の写真みたいに、小さいエコバッグのようになるのでケースに入れておける。便利。

Arc-verona (https://www.arc-verona.de/)で買ったけど、これで22.9€って高い。。

でも先生曰くバイオリンの小物は高く、これくらいの値段ならいい方らしい。しょうがない。長持ちするといいな。

 

さて、レッスン開始 。

以下自分のレッスンで言われた事忘れないようにメモ書き。わかりづらいのは自分用がメインなのでしょうがないということで。。

 

小野アンナ音階教本 G moll ト短調

先週B durを終了して1回目。

音程よりもスラーよりも何よりも左手の形を注意されました。特に手首の形。手首は肘から、まっすぐの形(くの字とか、逆くの字に曲がらない)がいい。

もちろんハイポジション(4ポジション以上?)では形を変えないと押さえられないけど、1−3は一緒。

1ポジションー3ポジションー6ポジションと上がる時はまだ自然にできていていい。(6ポジションに上がる時に手首の形を作るとほぼ同時に移動できてる)

ただ、6ポジションー3ポジションの下がり移動の時に手首の形が6ポジションのまま降りてきて弾き始めて、その後から戻ってる。音程が不安定になる原因。自然に降りると同時に手首の形も戻しましょう。

特に分散和音の時に顕著(5ポジションー3ポジション)。
 む、むずい。確かに昔ハイポジションを習った時にそう習った気がする。。

あと、気になっていた、分散和音で、一音だけ高い時(今回はGCEの後のG)は、ポジション移動(手首との形と親指も移動させるのか)それとも、指だけ伸ばすのか聞いてみたところ、人それぞれらしい。手が大きい人はできるだけ、指伸ばして届くならそっちの方がその後降りやすいのでそっちの方がいい。

自分はなんとか届きそうなので、手首の形、親指は5ポジションのまま、Gを小指(本来は6ポジション)を取れるように練習。

 

重音練習 歌劇「ノルマ」より

重音はオルガンを弾くように初めから二つの音がなることを意識しましょう。

特に、移弦の時に初めから二音なるように。わかるけど非常にむずい。

どうやら重音の時、音程を気にしているからか、力が入ってしまっているから、右手の小指が立ってしまっていることがあるらしい。丸く、クッションが効くようにしたら、移弦もなるたけ自然にできるようになった。気をつけよう。

あとは、G線のCとD線のAの重音の時にCが高くなりがち。

ただ、スラーも滑らかにできるようになってきたので、合格。やった。

 

重音練習 セビシックより

三つの重音の練習。全音符の三つの重音って、二等分の長さで二本ずつ弾いて練習するのか、初め短めに下二本、そのあと上二本で残りの長さ分弾いて練習するのとどっちがいいのか聞いたら、後者でいいそう。確かに曲で出てきたらそっちで弾くしな。

でも、下の音は、ベース音として響かせて、それが響いている間に上二音を合わせるようにしましょうとのこと。うーむ、結構ベース音大きめに出さないと響きが残らない。

あとは、左手の指を混乱しないように練習しましょうとのこと。指番号はなるべく書かない方が練習になるので、書かないで頑張ろう。

音取りにくい重音は、A線のD♯、D線のC、E線のAは指が全部離れていて取りにくい(確かに!)なので、音程注意。この場合は練習時は上から(E線から)音をとってもいいかも。

 

エチュード Neue Vilin Etüden Heft 3 52〜54

まずは52番。3週間練習してただけあって、問題ない。綺麗にできてる、音程も取れてる。

あとは、クレッシェンドやフォルテは書いてないけど、音楽的に盛り上がるところ等は、意識して弾けるといいですね、とのこと。

音がメロディーの中で一音だけ下がったり、音階のように上がっていくメロディーだったり、ADCDEDADとかのDが一音ごとに繰り返しに出てくるメロディーとか意識しながら。

確かに、曲でそういうメロディー出てきたら盛り上がりとか気にするかも。とにかく合格。

 

次は53番。これも3週間練習しただけあって、合格。音程が♭2個の52番から♯5個の53番で取りづらいけど、なんとか練習して成功。ダブルシャープの音程とか気をつけて。あと、ポジション移動、激しい移動は移動音もあまり目立たなくなってきて、スムーズな移動ができてるけど、音階のような小さな移動の時にまだ少しぎこちないらしい。

 

次は譜読みと言われてた54番。8分の3拍子。♭3つ

上二つからさらに調が違って頭がこんがらがる。案の定Aの♭を忘れがちに。。

装飾音は、まずつけずに練習して、しっかりリズムをとる。そのあと強弱を気をつけましょう。また次回まで練習。

あと55番の譜読みが増えた。次は♭4つ。

先生曰く、エチュードのレベルがちょうど良くなってきて、学べることが多いらしい。いいことだけど、合格が難しくなるってことだよね。

 

タイスの瞑想曲

前回「次回仕上げで!」と言われたタイス、あまり時間が残っておらず、一回通したのみですが、

フォルテもっと思いっきり、フォルテが続いてる時に、音の切り替えで弓が浮いている時がある。弓はくっつけたまま、重さ残したまま。ビブラートも一音ずつ切らずに続けてかける。

ビブラートはピアノの時は綺麗ですがフォルテの時がいまいち。右手は重みを、左手は力を入れすぎずビブラートを。

フォルティッシモもっと強く思い切り弾けるように。

ということでもう一回仕上げ。くぅ、厳しい。でもいい感じだと褒められたのでがんばる。

 

で、発表会の曲(候補)決め。

とりあえずクライスラーのSicilienne und Rigaudonを譜読み、練習しましょうということに。

でもこれを発表会でやるかどうかはまだ決定じゃないらしい。。少し早めに仕上がってしまいそうだしということで。

とりあえず発表会を意識するなら、一音一音の粒を揃えて弾けるように譜読み段階からゆっくり練習して、本番はテンポ通りの速さで聴かせられるように。

この曲は練習するのも弾くのも楽しい。がんばりませう。

 

ということで今週は終了。それにしても上のメモ書き、長い。やることいっぱいで大変でした。

 

そういえば、Youtubeでタイスの瞑想曲の音源を色々聞いていたら、クライスラーの昔の録音があった。(下リンク)

今の奏者が弾くのと全然違って、さっぱりしているけど、楽譜により忠実な気がするし、こっちのバージョンの方が好きかも。さすがクライスラー。

今の奏者の演奏もとても綺麗でいいんだけど、少しドラマチックすぎるなぁと思って、

コメント欄を見たらこんなコメントが。

Violinists today could learn a few things from him. I am really sick of listening to the overly dramatic sound of most of the violinists today. Such restraint in his vibrato, never pushing the sound of the instrument into harsh and ugliness.

なるほどなぁ。優雅なだけじゃダメなんだなぁ。


Fritz Kreisler plays Thaïs-Meditation

今のバージョンもこっちのバージョンもどっちも好きだけどね。